6月27日

車で運転して道に迷っている

後ろには母以外の家族が乗っている

あり得ない数のアクセルペダル

 

ペダル、なんでこんなにあるの?

はぁ?なに言ってんの?わかるでしょ?

 

いや、わかるわけがない

見たことのある店と見慣れない道

目的地がどこかなのかはっきりわからずに車を動かす

あれは、目印の建物だ

この道を進めば着くはずだ

そう思って進むが、また違う場所に行き着く

 

どこ行ってるの? 

まだ着かないの?

間に合わないんだけど

なにしてるの?馬鹿じゃん

 

後ろから罵声が飛んでくる

気にしないふりをしても、頭は混乱と苛立ちばかり

 

 文句言うなら自分で運転すればいいじゃん

ここどこ?この道じゃないの?

道案内くらいすれば?

なんでつかないの?

そんなに何回も言わなくていいやん

どうしよう…

 

通った道を戻ろうとすれば、別の道ができている

向かいからくる車を避けながら進む

補正されていない道

進むほど迷っていく

眠気が襲ってくる

いつの間にか目を瞑っている

やばい、事故る

そう思って目を開けると

 

バスの中、ちょうど学校に着いたみたいだ

夢、だったのか

鮮明に蘇る記憶

 

何を伝えたかったのだろう

たぶん、それは自分でもわかっている

はっきりさせなければならないことも

それでも誤魔化そうとする自分はとても弱いのだろう

そして、今、階段で転んだ