4月21日

春、死にたい季節。僕の中の8割が別れを示す季節。この季節に友達が離れていく確率80%。この季節に友達が離れていく率95%。クラスが変わって疎遠になる友達。同窓会でよそよそしい友達。僕にはそういう経験が多かった。それでも最初は仲良くしたかった、見かけたら話しかけるようにしていた。友達でいるのに頑張るのはおかしいと思って辞めた。街で見かけても目をそらしたし、話しかけてくる人がいれば人違いの雰囲気をだした。いつのまにか友達って呼べる人が両手の指で足りてしまうくらいになった。君は僕に言った。「変わったのは君で周りは何も変わってないよ」。と、何回春を迎えてもこの言葉を思い出す。嫌いだ。君も嫌い、小学生の時の君も、中学の隣のクラスのお前も、高校の時僕のことを好きだって言ってくれてたおまえも嫌い。そんなことを何回も考えてしまう、春が嫌い。どうしても死にたくなる。

 人に過剰なまでの期待をするのはとても無駄なことだと僕を思う。でも人はとてもエゴの塊だ。彼氏にこうしてほしい、お母さんにはこうと、それと違うことをされると怒ってしまう。だから僕は極力きたいしたくない。